戸隠とは

祈りの道・癒しの杜

急峻な山容と、裾野を潤す豊かな水が、
古くから農耕民に仰がれ、
水をつかさどる神・九頭龍が棲む所とあがめられていた戸隠山。
鎌倉時代の仏書「阿娑縛抄(あさばしょう)」には、
849年、戸隠山を開山した行者・学問が窟の中で祈念して
九頭一尾の龍が現れたことが記されています。
その後は、多くの修験者が入り、
信仰と修験者のメッカとして栄えた神域・戸隠。
その名残は今も、戸隠古道や戸隠神社、宿坊にみられ、
毎年春から秋にかけて全国から講仲間が大勢この地を訪れ、
代々継がれてきた御神楽、祭りの数々が献奏されます。

戸隠奥社

妙高戸隠連山
国立公園

戸隠地区は2015年3月に新しく誕生した国立公園
「妙高戸隠連山国立公園」に指定されています。
国立公園内には飯縄山など
初心者が楽しめる山から急峻な戸隠連峰、
日本百名山に数えられる名峰・高妻山など
上級者レベルの山まで登山フィールドとして
高い人気を誇ります。
山麓の高原は野鳥や蝶高山植物の宝庫。
夏は自然探勝、冬季はスキーなど年間を通して
様々な楽しみがあります。

鏡池

戸隠の手打ちそば

全国的にも有名なそば処として多数のそば店が集積する戸隠。
高原特有の自然条件を生かし、
薫り高く滋味豊かなそばが作られています。
そして、嫁入り道具の一つとも言われた伝統のそば打ちの技術、
冷たくて美しい水が相まって、
引き締まった歯ざわりのおいしい戸隠そばが生まれるのです。
そばの収穫は、夏と秋の2回。
秋に採れたそばを「新そば」と呼び、10月下旬、
戸隠神社への新そば献納祭を経て、味わうことができます。

そば打ち 戸隠そば

伝統工芸 根曲り竹細工

戸隠のそばは、どこでも竹のザルに盛られて出てきます。
このザルは戸隠特産の根曲り竹による竹細工で、
江戸時代初期からその技術が受け継がれてきました。
ベテランの職人でも1日2枚しか作れないといわれる
そばざるは水切れがよく、丈夫で長持ち。
竹細工店や土産物店ではザルのほかにも、
実用的で手仕事の温かさと素朴な味わいが伝わる
竹細工を買い求めることができます。
簡単な竹細工の手作り体験ができる施設もあります。

伝統工芸 根曲り竹細工 伝統工芸 根曲り竹細工

伝統工芸「竹細工」ドキュメンタリー映像

戸隠の楽しみ方


神域体験を楽しむ

戸隠 神域体験を楽しむ

パワースポットとしても人気の戸隠神社。その神聖なパワーを余す所なく感じたい方は、ぜひ戸隠神社の五社巡りに挑戦してみてください。奥社・九頭龍社から宝光社へと下るコース、飯綱高原にある一之鳥居から戸隠参拝古道を歩いて、上るコースなど、体力と時間によっていろいろな巡り方ができます。戸隠観光協会では、経験と知識が豊富な五社巡りガイドのご紹介も行っていますので、ぜひお問い合わせください。
五社巡りの前後の夜はぜひ戸隠神社の神主が営む宿坊で。
神主から戸隠の歴史や神様のお話をきいたり、御神殿での朝拝に参列できる宿もあります。

戸隠 史跡


自然体験を楽しむ

戸隠 自然体験を楽しむ

妙高戸隠連山国立公園内にある戸隠。戸隠山、高妻山など上級者レベルの山を目指す方はもちろん、飯縄山など初心者でもトレッキングを楽しむことができるのが魅力です。
地区内には、豊富な経験と厳しい訓練を積んだ登山ガイドがいます。戸隠山など命の危険を伴う山を目指したい方は、登山ガイドに相談することをおすすめします。
登山の前後の宿泊は、ぜひ山や高山植物についての知識が豊富な主人がいる山の宿へ。早朝からの登山でも、お弁当の準備や登山口までの送迎などご相談に応じます。

戸隠 史跡
戸隠 山
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